バッグの新トレンドとして、柔らかなフォルムが浮上している。インポートバッグの24年秋冬は、エレガントなイメージを残しながら、程良く抜け感のあるハーフムーンやボーホーバッグ、ハンドバッグが充実する。柔らかい革で仕立てたものが多く、軽くて肌なじみの良い点が魅力だ。
（松本寧音）
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「ロンシャン」は、バンブーのトグルが特徴の「ロゾ」が30周年を迎える。今シーズンから「ル・ロゾ」としてアップデートし、トグルもボディーのレザーも以前より軽量になった。ハンドバッグ、ちょうちんのようなフォルムのトップハンドルバッグ、横長バッグなど、色も形も豊富に揃う。そのほか扇形のビッグトートや横長ボディーのミニボストンバッグなど、フォルムやカラーリングを際立たせたシンプルなアイテムを提案する。
「アンテプリマ」は、硬い「ワイヤー」を柔らかく編んだ新作が注目だ。ワイヤーにモヘヤ調の毛足の長いラメ糸を混紡したボーホーバッグ、置いた状態はフラットなひし形だが物を入れると立体的なフォルムを描くハンドバッグが揃う。柔軟にフォルムが変化するデザインが新しい。カラフルなスパンコール糸をミックスしたワイヤーバッグや99.9％純銀のワイヤーにスワロフスキーをあしらったバッグなど、いつにも増してきらきらしたものが出ている。顧客からの要望で間口にファスナーを付けたタイプも増えている。
