子供服ECのグロウ オフラインでの消費者との接点強化

2018/12/05 06:26 更新


 EC専業だからこそ、オフラインでのコミュニケーションを密にしたい――。子供服ECサイト「デビロック」を運営するグロウ(大阪市、宮本智彦社長)が、消費者とのリアルの場での接点を増やしている。今秋、ロボットプログラミングなどを学ぶ無償の子供向けプログラムを開催し、関東圏で初めての期間限定店も出した。

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 デビロックは品質と今っぽいデザイン、3ケタ中心という価格のバランスが支持され、急成長している。同社は今年で設立10周年を迎えた。「ここまで来られたのは顧客あってこそ。感謝の思いを還元したい」とし、10月に、ロボットプログラミングとカメラマン体験、11月はスマートスポーツを学ぶ「グロウキッズプログラム」を実施した。

 プログラム終了後に同社の商品をプレゼントしたところ、後日ECサイトで購入した客も多かったという。「イベントを通して、作り手の顔が見える親近感や安心を提供できた」とする。今後も毎月1回のペースで開催する。12月は、子供と一緒に商品の企画を考えるイベントを予定している。

 また、10月は「横浜ベビー&キッズフェスタ2018」に出店し、商品を販売した。これまで関西での期間限定の販売イベントは数回実施しているが、関東では初めて。「一般的にECの利用率は高まっているものの、一方でECでは買わない人もいる。タッチポイントを増やして、その溝を埋めていく」とする。

ロボットのプログラミングを学べるイベントの様子


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