互興 韓国雑貨「マジー」のアパレル企画販売ライセンスを取得、日本限定で販売

2023/11/07 07:59 更新


ルームウェアとワンマイルウェアを揃える

 繊維専門商社の互興は、韓国の雑貨・ライフスタイルブランド「MAZZZZY」(マジー)の初のアパレルラインの販売を日本限定で始めた。アパレルの企画販売におけるライセンスをアジア圏で取得した。ブランドの可愛らしい世界を生かし、ルームウェアとワンマイルウェアに絞って提案する。一部、本ラインの雑貨もセレクトして扱う。

 マジーを企画・販売するマジー(仁川)は、13年に創業。絵を描くことが得意なデザイナーが、自ら描いたグラフィックをモチーフに、スマートフォンアクセサリーや文房具など、生活にまつわる雑貨を販売している。10~20代に人気で、インスタグラムのフォロワー数は約10万人。ソウルの延南洞(ヨンナムドン)に店舗も構える。

 ライセンスは、互興の社員がマジーのファンだったことがきっかけ。事業開発部で「何か新しいことを」と考えていた際、手を挙げた。互興にとって、BtoC(企業対消費者取引)の事業は初めての事業。

 最初のコレクションは13型。ハート形のアイスケーキを大きくプリントしたスウェットのセットアップや、アイコンの熊のキャラクター「マフィン」を総柄プリントしたパジャマ、胸元に花やパンのモチーフを刺繍したフリースのトップなど。「マジーの世界を生かしながら、派手になり過ぎず、グラフィックを生かせるように意識した」(中根成美事業開発部ブランドセールス)。中心価格は4500~6000円。

ハートマークと熊のキャラクター「マフィン」「ブラウニー」がアイコン

 本ラインの雑貨は、スマホケースやiPodケースを仕入れる。

 アパレルラインはECで販売する。インスタグラムのアカウントも開設した。日本での認知向上へ向け、SNSの発信や期間限定店の開催に力を入れる。初年度は売上高600万円、インスタグラムのフォロワー数1万人を目指す。将来的には、逆輸出で韓国での販売も目標に掲げる。



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