専門店の銀座マギーはJR目黒駅ビル、アトレ目黒1の大型改装に合わせて6月14日、オリジナル「プラティーヌ」の単独店を同館3階に開設した。基幹業態の銀座マギーで12年前から販売している国産主体のレディスブランドの店舗で、3月に東京のウィング高輪ウェストに出した1号店に続く2号店。今回はアトレ目黒の改装に合わせ、銀座マギーの店が入っていた3階で、より幅広い世代向けのプラティーヌを新たに出店した。
新店が入る3階は、生活雑貨「スリーコインズ」や眼鏡の「ゾフ」、バッグ、婦人靴、化粧品、輸入食品などの店舗で構成。幅広い客層が集まるフロアのため、新店では40~50代の女性を主対象に、エレガントな日常着を提案する。「毎日を楽しく、自分らしく」をコンセプトに、国内産地のメーカーと共同開発した色出しや柄など生地からオリジナルの商品主体に、オンとオフ両方の場面に対応する服と、一部雑貨を販売する。
新店は売り場面積約60平方メートルの見通しの良い店で、通路側に普段使い、奥にオケージョン対応の服を配置。オリジナルプリントや鮮やかな色使いのきれいめカジュアル、リゾート感のあるドレスやニット、値頃なTシャツと輸入雑貨など普段使いの商品を充実した。しなやかで洗練されたデザイン、着心地のいいカッティング、遊び心のある色柄などにこだわった国産のオリジナルが95%を占める。
初夏向けの代表商品は、綿100%の柔らかい透ける素材のテーラードジャケットと、水彩画調の植物を描いた華やかなワンピースの組み合わせ。鹿の子編みやシースルー編みのカーディガンやブラウスに緑や青の明るい色目のパンツも定番人気のスタイルだ。オケージョン用ではオリジナルのオパール加工のドレスやジャケット、スーツなど意匠性の高い商品が揃う。中心価格はジャケット6万円前後、ワンピース5万円前後。
今後は「オケージョンまで揃うエレガントな業態が少なくなり、百貨店やファッションビル、駅ビルから、子育て世代も狙えるエレガントな業態の出店要請が増えている」ため、同業態の出店を増やす計画。札幌から名古屋までの都心のターミナル立地で富裕層の多い商圏に、今秋も2店を出したい考えだ。