グローバル市場、特に欧米の大手ブランドと取引を行うためには、SLCP(Social & Labor Convergence Program)やBSCI(Business Social Compliance Initiative)といった国際的な監査を通過することが必須条件となっています。しかし、日本国内の縫製・染色・編立工場などの多くは、これらの監査への対応経験がなく、そのための仕組みも整っていません。海外企業が製造委託したくてもかなわないという残念な状況があります。一事業会社の現場スタッフとして、この状況をいかに乗り越えるべきかについて提案をさせてもらいます。
(フェニックスインターナショナル 瀧川智博)
欧州基準に準拠
現状、国内認証制度はあくまで国内向けの基準であり、グローバルな商談の場では証明力を持たず、CSR(企業の社会的責任)、サステナビリティー、トレーサビリティー(履歴管理)といった現代の国際的要件に十分に対応できていないのが現実です。
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