ファトラスタイリングは、親会社のオートバックスセブンのプライベートブランド「ゴードンミラー」を事業ごと切り離し、ファトラスタイリングに事業統合した。4月から社名をゴードンミラー(静岡県御殿場市、小曽根憲代表)とし、新たな一歩を踏み出す。
ゴードンミラーはオートバックスセブンが17年に立ち上げたPBで、バケツやブラシなど洗車用品から扱いを開始し、シートカバー、収納ボックスなどカー用品全般にアイテムを広げてきた。ガレージライフスタイルブランドとして、アパレルや車両レーベルまで幅広く商品を揃える。
現在、国内約600店のオートバックスのほぼ全ての店舗で商品を扱うほか、22年1月に東京都墨田区に直営第1号店を構えるなど、順調に事業を拡大してきた。海外では大手自動車メーカーがゴードンミラーのシートカバーの扱いを開始するなど、グローバル販売にも着手している。
これまでファトラスタイリングが手掛けてきたエアロパーツ製作、フルバケットシート製作、高級車両修理、レストアなどのメーカー機能に、ゴードンミラーが得意とするマーケティング・ブランディング機能を掛け合わせることで、ブランディングにたけた自動車関連メーカーとして、オートバックスグループ全体に様々な相乗効果を波及させていくことを目指す。