《ファッションリユースの現在地③》66兆円をつかめ㊦ 潜在顧客との接点作りを急ぐ

2024/06/05 07:59 更新有料会員限定


日本橋高島屋SCの「ラグタグ」には、周辺のセレクト店の顧客からの持ち込みが増えている

 「ラグタグ」を運営するティンパンアレイ(東京)は昨年11月、富裕層が住む東京・湾岸エリアのタワーマンションで買い取りイベントを実施した。最初は様子見だった住人も、他の住人の利用を見て安心したのか不用品を家に取りに戻り、列に並んだ。「初めての不安感を取り除けば利用はもっと進むはず」。担当者はこう振り返る。前回の混雑を踏まえ、4月の開催時は予約制にした。

【関連記事】《ファッションリユースの現在地②》66兆円をつかめ㊤ 出店攻勢で買い負けない

少ない空白地帯

 消費者から買い取り、販売する〝バイ・セル〟企業にとって、仕入れは成長を支える生命線。在庫の量が売り上げを決めるからだ。市場成長に伴いライバルは増え買い取り競争は激しさを増す。各社は潜在顧客が居そうなあらゆる接点に買い取り機能を設けている。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

単体プランなら当月購読料無料でWでお得!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定連載



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事