ファッション甲子園2025 優勝は青森県立弘前実業高校

2025/09/03 10:59 更新NEW!


優勝した青森県立弘前実業高校の作品(右)と制作した学生

 第24回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会「ファッション甲子園2025」の最終審査会が8月31日、青森・弘前で開かれた。優勝したのは、青森県立弘前実業高校。引率教員の投票によるキラリ賞も受賞した。

 ファッション甲子園はアパレル産業の発展と人材育成を目的に、全国の高校生を対象に行われるファッションコンテスト。弘前商工会議所や青森県、弘前市による実行委員会が主催する。今年は応募総数1908点の中から、22都道府県、31校、34チームが最終審査に挑み、7チームが受賞した。

 優勝した弘前実業高校は、「木魂」をテーマに、青森の伝統工芸のブナコとねぷたの技法を生かした木のドレスを作った。ステージが暗転すると、和紙が貼られたスカートがランプのように光をともし、会場に歓声が上がった。

 準優勝の福知山淑徳高校(京都)の「Been comeshed」(ビーンコメッシュド)は、キラリ賞と特別賞「エルガール賞」の3冠。ミツバチをあしらったニットドレスで優しいファンタジーを形にした。

 3位の兵庫県立兵庫工業高校の「とつきとおか」は、胎児を包み込む母の愛情を柔らかな原毛で表現。ゲスト審査員の中島輝道賞も受賞した。

 特別協力の海外ファッションブランド協会や審査員による賞も贈られた。

 受賞作品は9月17~23日に、三越日本橋本店・本館1階中央ホールで展示される。



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