日本流行色協会は、26年の色に「心満ちるハートフェルトピンク」を選んだ。「世の中が停滞ムードの今、安定感のあるベーシックカラーや癒やし感のある淡い色が好まれている」として、幸せを包み込むような柔らかく明るい色に注目した。マンセル値は1.2R8.3/4で、系統色はライトピンク。
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生活不安が長期化している半面、今年は大阪・関西万博の開催や日本初の女性首相の誕生と世間に変化をもたらす事柄も目立ち「26年は人々の気持ちが『静』から『動』へ移行する一年になるだろう」と見る。動的な要素は「心身の充足に寄与するのではないかと、改めて実体験の価値が見直されている」とする。こうした流れから、26年は動きをイメージした暖色が求められると考える。中でも、活力にあふれ、優しい印象も与えるピンクが良さそうだ。
キーワードは希望、優しさ、幸福感、平和、前向き、寛容、明るさ、幸運、休息、リラックス、柔らかさを挙げた。

