自社ECで他社ブランド製品を販売する、自社ECのプラットフォーム化の取り組みが複数社で進行中だ。顧客満足度とLTV(顧客生涯価値)向上に役立つとともに、新客導入のフックともなるとされる。既存の大手モールと異なるのは、自社ブランドと共存し、互いに魅力を高め合えるブランドを揃えていること。販促や物流の手法など各社トライアルしながら、プラットフォーマー、出店側、消費者の三方良しのバランスを探っている。
(中村維、坂入純平)
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オンワードデジタルラボは自社ECサイト「オンワード・クローゼット」で、17年3月から他社ブランドの商品を販売している。既存顧客の満足度やLTV(顧客生涯価値)の向上、アパレル以外のアイテム拡充による客の囲い込みなどが目的。新規客獲得にもつなげている。雑貨などで手に取りやすい価格帯のアイテムが増えることで会員のポイント利用促進にもなる。
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