繊維素材による新しい出口、用途分野として期待されるE-テキスタイル、ウェアラブルデバイス。10年ほど前には素材メーカーの開発事案の発表も続き、動向が注目を集めたが、その後の動きは鈍い。寺田努神戸大学教授に現状や課題を聞いた。
(藤浦修一特別編集委員)
開発進むウォッチ型
――E-テキスタイルの普及の現状は。
エンターテインメントでは広がりを見せています。研究室の出身者がベンチャー企業を立ち上げてエンタメの電飾服を作り、ダンスパフォーマンスなどで使われています。300人ほどのパフォーマーの電飾が同期して光る服など、世界的にも注目を集めています。
――健康管理分野でのデバイスの開発事例は。
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