ディスプレー企業のサステイナビリティー 発想変える空間作り

2024/02/21 06:29 更新有料会員限定


イオンモール幕張新都心が23年11月に新設した「エキマエラウンジ」。〝感じるエシカル〟をテーマにしたもので丹青社が担った

 空間作りを手掛けるディスプレー企業は、サステイナビリティー(持続可能性)へのアプローチを強めている。新たな空間を作るには既存のものを壊すことになるが、そこで出る廃棄物などへの対応が課題になっていた。新たに設ける空間ではクライアントからの要請を含め、環境保全の観点も欠かせない。それぞれに発想を変え、商空間などへの実装が広がりつつある。

(田村光龍)

 乃村工芸社は、社内向けに『サステナブルマナーブック』を2月末に発行する。すでにプロジェクトごとにサステイナビリティーの視点、取り組みは欠かせなくなっていたが、企業として一定の基準を設ける必要性から作成したもの。自然と調和するデザインの建築家、ファラ・タライエさんの監修を受け、基準とともに選択肢を示し、社内の発想を変えることを目指す。デザイナーなどから意識・知識を高め、サステイナビリティーを具現化する。

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