空間作りを手掛けるディスプレー企業は、サステイナビリティー(持続可能性)へのアプローチを強めている。新たな空間を作るには既存のものを壊すことになるが、そこで出る廃棄物などへの対応が課題になっていた。新たに設ける空間ではクライアントからの要請を含め、環境保全の観点も欠かせない。それぞれに発想を変え、商空間などへの実装が広がりつつある。
(田村光龍)
乃村工芸社は、社内向けに『サステナブルマナーブック』を2月末に発行する。すでにプロジェクトごとにサステイナビリティーの視点、取り組みは欠かせなくなっていたが、企業として一定の基準を設ける必要性から作成したもの。自然と調和するデザインの建築家、ファラ・タライエさんの監修を受け、基準とともに選択肢を示し、社内の発想を変えることを目指す。デザイナーなどから意識・知識を高め、サステイナビリティーを具現化する。
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