クロスプラス 春から初のコスメ「ママン・エ・ベベ」

2018/12/25 06:27 更新


 クロスプラス(名古屋市、山本大寛社長)のF・マタニティーDIV(ディビジョン)は19年春からオリジナルのコスメ「ママン・エ・ベベ」を販売する。同社がコスメを扱うのは初めて。母親と赤ちゃんが共用できるコスメとして、ECを中心にGMS(総合小売業)や専門店などに拡販する。

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 インバウンド(訪日外国人)需要もあって、「取引先専門店でボディーウォッシュなどコスメ類が欠品しているのをよく目にした」のが開発のきっかけ。需要は大きく、同社の既存販路への販売も可能と考え、化粧品メーカーの協力を得て、商品化した。扱うのはボディークリーム、ボディーウォッシュ、ボディーローション、UV(紫外線)カットクリーム、バリアクリーム。こだわったのは美容成分。肌にハリやうるおいを与えたり、柔らかくしたりする成分として、リンゴ果実培養細胞エキスや大豆種子エキス、クロレラエキス、アルガンオイルなど各種成分をそれぞれのアイテムに配合した。自然由来成分なので、乳幼児が使っても心配がないという。

 パッケージはSNS映えを意識して、柔らかなタッチと色使いのカンガルーや羊、太陽などのイラストで可愛く仕上げた。容器もボディーウォッシュ以外はバッグに入るサイズにして、気軽に携帯が可能だ。日本製の容器を使い、日本の化粧品工場で生産する。「完全日本製として、インバウンドへのアピールにもなる」と強調する。

 コスメの営業やデザインはDIVのアパレル担当者が兼務する。店頭で欠品しないように、1型1000個以上の規模で作り込んで営業していく。秋冬ではクリームなどシーズンに応じた新作を出す予定だ。

 2000~2500円。初年度売上高4000万円(卸価格)、3年後1億円を目指す。

SNS映えも意識しイラストを前面に出した可愛いパッケージ


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