コックス、ECで2新ブランド LGBTQと若い男性向け

2019/03/07 11:00 更新


 カジュアル専門店のコックス(東京、寺脇栄一社長)は、EC限定の新ブランドを二つ立ち上げる。LGBTQ(性的少数者)を主対象とした「8marbull」(エイトマーブル)と、18~25歳の男性が主対象のブランド。前者は4月18日にブランド独自のECサイトを開設して販売を始める。後者は5月をめどに外部ECモールに出店する。EC事業強化の一環で、両ブランドとも3年目に売上高10億円規模を目指す。

 エイトマーブルは、LGBTQのインフルエンサー4人をブランドプロデューサーとして起用する。日頃、ファッションに対して抱く不満などの解消を目指す。19年春夏物は彼らの今のファッション志向を反映し、韓国のストリートスタイルを提案する。EC開設時は、トラックスーツのようにレインボーカラーのテープをあしらったスウェットパーカやパンツ、オーバーサイズのシャツ、チルデンニットベスト、加工の利いたジーンズなどが揃う。フリーサイズ。中心価格は5000円。毎月30型程度の新商品を投入する予定だ。

 4月に開設するECサイトでは、韓国のファッションブランドも販売。アマゾン・ファッション・ウィーク東京に参加経験のある「フライノック」を扱う。その後は毎月新ブランドを増やしていく。

 SNSを中心としたプロモーションや購入者へのノベルティー提供などで訴求し、支持を広げる。初年度はEC販売のみで売上高7000万円を目指す。2年目以降は主要都市での期間限定店の開設も視野に入れる。

「エイトマーブル」の19年春夏物
「エイトマーブル」の19年春夏物


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