少子化により日本では毎年約450もの学校が廃校になっているという。廃校とはいえ、地元にとっては貴重な財産であり、有効活用が求められるなか、繊維・ファッション企業が参入するケースが相次いでいる。社会問題の解決と自社の成長を重ね合わせる取り組みが広がりつつある。
(古川富雄)
企業成長と重ねて
ユニフォームメーカー、ボンマックスは、20年から廃校プロジェクトに取り組んでいる。宮城県気仙沼市と二つの廃校の賃貸契約を結び、倉庫として利用している。三陸海岸地域の産業復興と雇用創造、繊維産業の発展を目的とする。運用は順調に進んでいるとし、今後も地元のイベントへの参加など地域密着で取り組んでいく。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!
単体プランなら当月購読料無料でWでお得!