廃校の利活用、繊維関連企業の取り組み増加 倉庫、工場から商業施設まで

2023/06/09 07:59 更新有料会員限定


ボンマックスは二つの廃校を倉庫として利用している

 少子化により日本では毎年約450もの学校が廃校になっているという。廃校とはいえ、地元にとっては貴重な財産であり、有効活用が求められるなか、繊維・ファッション企業が参入するケースが相次いでいる。社会問題の解決と自社の成長を重ね合わせる取り組みが広がりつつある。

(古川富雄)

企業成長と重ねて

 ユニフォームメーカー、ボンマックスは、20年から廃校プロジェクトに取り組んでいる。宮城県気仙沼市と二つの廃校の賃貸契約を結び、倉庫として利用している。三陸海岸地域の産業復興と雇用創造、繊維産業の発展を目的とする。運用は順調に進んでいるとし、今後も地元のイベントへの参加など地域密着で取り組んでいく。

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