中国のブランDNA、三井物産と戦略提携 日本ブランドを中国・ASEANへ

2024/06/28 06:28 更新


「セブン・フォー・オールマンカインド」などを中国市場で支援する実績を持つ

 中国のブランドマネジメント企業、ブランDNA(上海市、ジェームズ・チェンCEO=最高経営責任者)は、三井物産とパートナーシップ戦略提携を結んだ。両社は共同し、日系のファッション及びライフスタイルブランドの中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)における市場拡大を支援する。同時に、中国ブランドの日本及びASEAN市場開拓も支援する。

 チェンCEOは「中国経済は回復途上にあるが、すでに世界2位の消費市場だ。まずはカジュアル、スポーツ、アフォーダブル・ラグジュアリーの分野を狙う。現在、日系ブランド3社と事業支援に向けた動きを始めている」と述べた。

ジェームズ・チェンCEO

 ブランDNAは、中国全土及びASEANに300社を超えるディストリビューター、ライセンシー、フランチャイジー、商業施設などとのネットワークがある。中国・アジア進出を希望する国内外ファッションブランド向けに戦略立案から実行まで一貫して支援するサービスを提供している。今回の提携で、三井物産の持つグローバルかつ幅広い業界のネットワーク、商品販売やそれを支えるロジスティクス機能、情報力などによるサポートを活用する。三井物産関連会社で繊維専門商社のMNインターファッションが持つグローバルな生産サプライチェーンも活用していく方針だ。

 ブランDNAは「三井物産のような業界の深い知見を持ち、信頼できるパートナーとともに中国に進出することで、日系ファッション、化粧品ブランドに安全な市場拡大の機会を提供できると確信している。水先案内人として日本企業が中国に進出する際の時間や費用、労力の効率化を支援していきたい」としている。



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