百貨店と専門店の2月のファッション小売り商況(速報値、既存店売上高ベース)は、新型コロナウイルスの感染拡大による外出・訪日の自粛の影響で、客数が減り、売り上げが前年同月実績を下回った企業が多かった。ただ、気温は全国的に平年よりも高く推移したため、「春物販売は堅調」とした企業も目立った。ネット販売の売上高を含めた商況では、前年実績を上回ったところもあった。新しい天皇誕生日やうるう年で、休日、日数とも前年より多かった。
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【百貨店】免税品が激減
大手百貨店は全社が前年実績を下回り、2ケタ減収となった。客数の落ち込みが大きく、特に訪日外国人比率が高い店舗の減少幅が大きかった。婦人服はスプリングコートをはじめ、ほぼ全商品で減収となった。
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