1月のファッション小売り商況(速報値、既存店売上高ベース)は、暖冬の影響でダウンコートなど防寒衣料が不振で、セールが振るわなかった。春物など一部正価品が動いたが、客単価が落ち込んだ。昨年10月の消費増税の影響で、ボリューム品の動きが引き続き鈍かった。大都市でのインバウンド(訪日外国人)需要は新型肺炎の感染拡大の影響で客数が大幅減となった。
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【百貨店】全社が前年下回る
大手百貨店は防寒アイテムが苦戦し、全社が前年を下回った。ボリューム品を中心に消費増税の影響が残っており、セールが2ケタ減となった。一方で、ラグジュアリーブランドをはじめとした特選雑貨が堅調だった。
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