ゴールドウインが22年に提供を始めた雪上勤務者向けウェア。同事業の意義や利点をメーカー側と利用施設側それぞれに聞いた。
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使い捨て無くす
ゴールドウイン 澤田吉宏さん
地球温暖化がこのまま進み積雪が減ると、「2050年ごろにはスキー場の年間滑走可能日数が現在の3分の1まで減る」と言われています。スキーを起源とするゴールドウインとしては未来の子供たちに雪で遊ぶフィールドを残したいと考えており、温暖化を抑制する施策を検討するなか、雪上ワークウェアに注目しました。
「3~5年ごとに使い捨てていたものをもっと長く使いましょう」「寿命を迎えたウェアをゴミにしないようにしませんか」――「ワークウェアプロジェクト」はこう呼び掛けるものです。今事業の売り上げの一部は環境保全団体へ寄付しています。開始4年目の今年度は認知が進み、パートナー企業がぐっと増えました。今後は「冬のワークウェア」としてスキー場に限らず雪上での作業が多い業種への提案もしていきます。

先進的取り組み
ガーラ湯沢 鴇澤良次社長
当社が属するJR東日本グループではESG(環境・社会・ガバナンス)経営を強化しています。ただスキー場単体で環境施策を講じようとしても対象が限られるうえ、再生可能エネルギーへの切り替えなどどうしても大がかりなものになってしまうのが悩みでした。こうしたなかゴールドウインのワークウェアプロジェクトを知り、「環境配慮」というメッセージを体現できるものだと判断し、採用した次第です。
これまで当スキー場では2年ごとに200着以上のユニフォームを買い替えていましたが、正直もったいないと感じていました。継続して使うことで環境負荷を減らせ、なおかつ使えなくなったら再資源化に回せるのは先進的な仕組みだと思っています。

