「バンカートーキョー」新店 サステイナブルブランドを集積

2020/06/02 06:25 更新


 ロシアや北欧ブランドを集めたセレクトショップ「バンカートーキョー」を原宿で運営するリバーヘッドが、2号店としてサステイナブル(持続可能な)ブランドに特化した新店舗「バンカートーキョーサステイナブル」を渋谷にオープン、ECサイトも開設した。

 16平方メートルのコンパクトな空間に、「クセニア・シュナイデル」「ソウルランド」「プルジョンスカヤ」など9ブランドを販売。ラインナップの8割が、アップサイクル素材やエシカル(倫理的な)素材を使用している。日本でサステイナブルブランドというと、ナチュラルなイメージを抱きがちだが、バンカートーキョーらしいストリートモードなセレクトで見せる。

 オープンの背景として「ここ数年の北欧、東欧を語る上で、サステイナブルというムーブメントは何より先に取り上げなければならないテーマだと感じていた」と森一馬代表。デンマークのファッションウイークではプラスチックバッグ禁止リサイクルなどに取り組み、多くのブランドが素材の使用などでサステイナブルにシフト。キエフのファッションウイークでも、サステイナブルデーを設けて専門家によるレクチャーやアップサイクル主体のブランドのショーが行われているという。

 緊急事態宣言下でのオープンとなり、ECやアポイント制で販売してきた。一方で、店長の永野雅治さんの司会でサステイナブルに関するシンポジウムをZOOMで不定期開催するなど、ユニークな活動を始めている。

ストリートモードな品揃えで
永野店長

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