持ち手が三つ編みの帆布バッグ「ヌノニシタイ」の工房兼ショップが11月22日、滋賀県高島市にオープンした。インスタグラム中心の情報発信と公式ECに加え、各地での期間限定販売イベントを通じてじわじわとファンを増やしてきた。追加生産後すぐに売り切れる状態が続く同ブランド初の常設店とあって、開店前には約30人が並び、盛況となった。
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ヌノニシタイは、OEM(相手先ブランドによる生産)主力の縫製工場、オオミスタイル(高島市)で生まれた初の自社ブランドだ。企画から製造・販売を担ってきた中矢佳希さんと後川梨愛さんが10月に同社から独立し、ブランドと同名の会社、ヌノニシタイを設立。工房兼ショップのオープンに向けて準備してきた。
場所はJR湖西線近江今津駅前のシャッターが目立つ商店街の近く。鮮やかなライトブルー外壁と大きなガラス窓が特徴の店舗で、店内には売り場とミシンなどの生産設備が並ぶ。窓からは工房の様子を見ることができる。
地方ということもあって普段は人通りは少ない。これまで販売はECがメインで、月産70個という生産量に対し、買い求める客数が上回る状況が続いていた。開店前の行列の中には、鳥取県から前泊で訪れたファンもいた。
今後、商品の販売状況などによって不定期で営業をする。営業日・時間はインスタグラムで知らせるという。