ベティスミス 「体験型ジーンズの製造方法」で特許

2021/03/22 06:29 更新


ボタンやリベットなどを複数から選べるジーンズ作り体験

 ベティスミス(岡山県倉敷市、大島康弘社長)は2月下旬、児島で運営するジーンズミュージアム&ヴィレッジで行っているジーンズ作り体験に関し、特許を取得した。発明の名称は「体験型ジーンズの製造方法」。客がジーンズを試着し、ボタン、リベット、革パッチを選び、専用の機械を使い選んだボタンなどをジーンズに取り付けて、自分だけのジーンズを作り上げていく、という独自性が特許として認められた。

 10年から提案を開始したジーンズ作り体験は現在、ジーンズミュージアム&ヴィレッジ内にあるジーンズ作り体験工房、東京のベティスミス恵比寿工房で行っている。体験料はジーンズと材料費込みで税込み7700円からで、所要時間は約1時間。コロナ下を考慮し、2月に「デニムワークス」でウェブ上でジーンズ作りが体験できるサイトを公開したほか、3月にジーンズミュージアム内に「貸切VIPルーム」も設けた。

 今後はジーンズに加え、Gジャンやベストなどのアイテムを充実させるほか、首都圏などでジーンズ作り体験のイベント開催による知名度向上を図り、年間1万点の販売を目指す。同時にカスタム受注を増やすことで、製品ロスの削減につながるビジネスモデルも構築する。

ジーンズ以外のアイテムも充実する


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事