ビーノス バイイーとイーベイが連携 米商品を代理購入でアジアへ

2021/09/07 06:26 更新


 ビーノスは子会社のテンソーが運営する越境EC代理購入サービス「バイイー」で、グローバルマーケットプレイス「イーベイ」と連携した。翻訳、海外発送、問い合わせ対応などをバイイーがサポートし、米国のイーベイに出品された商品を中国、タイ、シンガポールなどのアジアで購入できるようになる。バイイーは21年4~6月の流通総額が前年同期比94%増と好調。アジア向けの流通も拡大しており、今回の連携により米国に集まるコレクターアイテムなどで品揃えを充実し、アジア圏のニーズを取り込んでいく。

 米イーベイは出品数15億点、1億5900万人以上のバイヤー(購入者)と1900万のセラー(販売者)を結ぶ世界有数のマーケットプレイスだ。今回、イーベイとバイイーのシステム連携により、バイイー内に米イーベイのアジア向けサイトを開設し、日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、タイ語の表示が可能になる。ペイパル、アリペイ、銀聯クレジットカードなどの決済も利用できる。バイイーはアジアの客が注文した商品を米イーベイで代理落札し、検品、梱包(こんぽう)した上でアジアの客に発送する。

 ビーノスグループは世界への流通を実現する「グローバルプラットフォームの構築」を目指す。今回の連携で配送対象国・地域の中国、香港、マカオ、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンに向けて、国境を越えた新たな市場の創造を目指す。

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