ビームスは5日、東急プラザ渋谷にビームスジャパンの2号店をオープンする。「日本にまつわるモノ、コト、ヒトをキュレーションする」ショップだ。渋谷にちなんだ専用商品を企画したほか、オープンを機にオリジナルウェアをリニューアルし、バリエーションを増やす。渋谷店限定商品も販売する。
【関連記事】「ビームスジャパン」新宿に続き渋谷に2号店 総合アドバイザーの小山薫堂さんに聞く
ビームスジャパンの1号店は16年にオープンした。これまで「ニッポン再発見」をテーマに、メイド・イン・ジャパンの服のほか、日本各地の工芸品や地方自治体との協業商品を販売してきた。渋谷店も、日本各地の工芸品や民芸品、地方の自治体や地場産業と共同開発した雑貨や「ニードルス」「東洋エンタープライズ」「オアスロウ」など仕入れブランドの服も扱う。渋谷店オープンのタイミングで、オリジナルウェアもリニューアルし、品番数を増やすことにした。
土産物っぽさが強かったロゴ入りのカットソーアイテムはボディーの形とプリントの色味を見直し、ファッション性を高めた。京都の組みひもをあしらったチノパンツ(1万3000円)や無地のカットソー(7000~9800円)やシャツ(1万4000円)など、ベーシックな定番アイテムは、ゆったり着られるが、ルーズすぎない「今どきの定番っぽさ」にこだわった。

オープンから3日間限定で井村屋の「ゴールドあずきバー」を当たり付きで別注し、販売するほか、スクランブル交差点をモチーフにした交通安全グッズも企画した。ベルリンのウェブメディア「ハイスノバイエティ」と協業したミズノのスニーカー(2万1000円)も渋谷店限定で売る。


設楽洋社長は「新宿店オープンから3年経ち、ファッション以外に、日本の優れた物作りや工芸、カルチャーを一般消費者に紹介できるビームスジャパンの役割が地方の行政や企業にも認知されてきた。今後は渋谷以外の日本の各都市にもジャパンを出店し、日本を世界に紹介する取り組みを本格化したい」と話す。
