ベイス ラフォーレ原宿に都内2店目となる常設店

2020/11/10 06:27 更新


店舗概観

 ネットショップ作成サービス「ベイス」を提供するベイスは、ベイス加盟店が利用できるリアル店舗出店スペース「ベイスラボ」をラフォーレ原宿の1.5階に出店した。18年に渋谷マルイにオープンした「シブヤベイス」に続く2店目となる常設店。

 ハンガーラック、ハンガー、ミラー、トルソーなど陳列に必要な什器や、レジ、クレジット決済端末、電源タップ、無線LAN、ショッパー、デジタルサイネージ(電子看板)など機材を揃え、全て無料で利用できる。出店するショップは初期費用や固定費などの費用は必要なく、販売手数料として売り上げの15%をベイスに支払うだけで出店できる。さらに今回、専任サポートスタッフのヘルプも無料で利用できるため、レジ回りや販売に伴う業務を任せられ、規模が小さなショップでもさらにリアル店を出店しやすくなった。オープン時は11月6日までイラストレーターが手掛けるアパレルブランド「トムボニア」が出店。その後も約1週間のペースでショップを入れ替えていく。

 ベイスは、9月時点で120万のショップが加盟しているが、その加盟店の約半数が1人で運営しているショップだという。全体の約90%が4人以下で運営しており、リアル店を持たない小さなブランドが多い。「個人のブランドをもっと応援していきたい、資金や知識がなくても簡単にリアル店を出店できる仕組みを作りたいという思いから常設店をオープンした」と山村兼司取締役COO(最高執行責任者)は話す。

 「シブヤベイス」をオープンした後、全国の加盟店から「リアル店出店スペースをもっと増やしてほしい、リアルでの接点が欲しい」という声が多く寄せられ、今回2店目の出店に至った。今後、東京以外の地域にも、リアル店舗出店スペースを広げていくという。

出店ショップは什器やサイネージ、レジ、決済端末まですべて無料で利用できる


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