レディスバッグ、小物製造小売りのスタジオアタオ(神戸市)は15日、神戸国際会館ソルに同社の全ブランドを集めた新業態「アタオランド」を開いた。バッグ類だけで約330平方メートルという大きさだけでなく、テーマパークのように、遊び心を感じさせる仕掛けが新しい。「ファッションにエンターテインメントを」という創業からの理念を実現した店でもある。
アタオランドは主力ブランドの「アタオ」と「イアンヌ」、キャラクターブランド「イルメール」初の常設ショップ、「ロベルタディカメリーノ」を置く。「ただ買うだけではなく、回遊して楽しんでもらう店」(瀬尾訓弘社長)を目指した。全国、海外からファンを集めるため、期待を裏切らない品揃え、仕掛け、サービスを目指した。
手描きロゴを入れたアタオの一点物など限定品に特化した「アトリエアタオ」の常設コーナー、高級品に絞ったサロンのような空間、イルメールの常設ショップはアタオランドだけのものだ。
期間限定ショップもあり、オープン時はそれぞれのブランドの春の新作を集めている。各ブランドのキャラクターのオリジナルアイテムが入ったカプセル玩具、オリジナルストーリーを表現したイルメールの部屋、植栽の中に隠れているハート形など、エンターテインメント性を前面に出している。