【ニューヨーク=杉本佳子通信員】アディダスは3Dプリンターメーカーの「カーボン」と戦略的パートナーシップを組み、従来の3Dプリンティングより進化した製法で作った世界初のパフォーマンスフットウエア「フューチャークラフト4D」を発表した。
カーボンの量産向け3Dプリンティング製法「デジタル・ライト・シンセシス」を採用したもので、従来の3Dプリンティングより生産性もクオリティーも高く、色や素材の制限といった問題も乗り超えたとしている。これにより、動き、クッション性、安定性、履き心地の面でアスリートのニーズに合ったシューズを早いスピードで作ることができる。
アディダスは4月に300足を友人や家族用に作り、17年秋冬に5000足以上を小売りで出し、18年末までに10万足以上を生産する計画。今後もカーボンと共同で、新しい素材や機械を将来に向けて開発し続けるという。
アディダス、フューチャークラフト4D