アダストリアは26年2月期を最終年度とする中期経営計画で成果が出ている。売上高1000億円を構成する基幹4ブランドをベースに、成長型と位置付ける服と雑貨「ラコレ」などに投資、デジタルや海外事業も伸長している。新規事業では「小売業とは違う売り上げを作れるようになってきた」(木村治社長)と手応えをつかむ。
(関麻生衣)
【関連記事】《トップインタビュー2024》アダストリア社長 木村治氏 5回目の改革準備の年に
「グッドコミュニティー」をテーマに、①マルチブランド②デジタル③海外事業④新規事業――を戦略の柱にする。マルチブランドは30以上のブランドを独立型、成長型、収益型に分け、伸ばしている。中でも独立型の「グローバルワーク」が好調だ。売上高目標500億円に対して23年2月期は455億円。商品プロモーションが奏功し、客が定着している。派生業態や海外展開も合わせて将来的に1000億円を狙う。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!