アバハウス、カリテがパンツ特化で好調

2016/10/14 06:58 更新


 アバハウスインターナショナルは、レディスブランド「カリテ」が好調を維持している。直営既存店の売り上げは15年9月~16年2月に前年同期比16%増だったが、16年3~8月は21・7%増とさらに伸びた。ボトムの品揃えをパンツにシフトしたことが功を奏した。

 カリテはキャリア向けに上品でシンプルな日常スタイルを提案する。伸びを支えているのはベーシックなストレスフリーの定番パンツ。着心地、シルエット、スタイリングを重視したツーウェーストレッチタック、二重織りタック、ドライストレッチタック、ウールイージー、コーデュロイなどで中心価格は1万円台後半。

 14年から「グッドラックパンツフェア」を年2回仕掛けるなどスカートからパンツにシフトしてきた。店頭、ECサイト、雑誌、SNS(交流サイト)を連動させてPRし、パンツがブランドの主軸商品として消費者に認知された。3~8月のパンツの構成比は39・4%となった。

 同時にトップの企画を拡充。トップの売り上げは10%増となり、客数やセット率、客単価増につながった。

 今秋冬もパンツを軸に新しい定番を企画し、月7~10型を投入する。また、トップは型数を増やし、価格幅を広げ、サイズ展開も始め、パンツとの相乗効果を創出していく。

主軸として定着してきた「カリテ」のパンツ


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