【ニューヨーク=杉本佳子通信員】23~24年秋冬ニューヨーク・コレクションは、不完全・未完成の美に着目する傾向が広がっている。切りっぱなしや着古したニュアンス、リメイクをあえて中途半端で終わらせたような、そんな服作りが目立ってきた。そうした手法をロング&リーンのシルエットに落とし込み、クリーンにまとめている。
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トリー・バーチは、伝統的なアイテムの既成概念を崩して、未完成の要素を入れながら再構築した。「ルールにとらわれない」「完璧ではない自分」でいることから生まれる自信がテーマで、それを服に反映させた。