ロンドン・ファッションウィーク・フェブラリー2026 若手ならではの新たな表現

2026/02/26 06:30 更新有料会員限定NEW!


 【ロンドン=青木規子】ロンドン・ファッションウィーク・フェブラリー2026は、いつにも増して新人と若手が大半を占めるシーズンとなった。小粒なブランドが多いが、一方で若手ならではの新たな表現が発見できるのも魅力の一つになっている。

(写真=ザヴァリーとマキシミアン・レイナーは大原広和)

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 今回のロンドン・ファッションウィークのハイライトといえば、THEVXLLEY(ザヴァリー)をおいてほかにいない。26年度のLVMHヤングファッションデザイナープライズのセミファイナリストに選ばれたスペイン生まれのダニエル・デル・バジェは、若手ばかりのロンドンの中でもひときわ注目度が高く、招待状のないプレスやバイヤーも多く駆け付けた。

 期待を一身に受けたショーは、アートとファッションのはざまを美しく切り取ってインパクトを残した。会場に置かれたのは花を生けたいくつかの壺(つぼ)。その間を縫うように登場したのが、セラミックの服だ。セラミックのパーツで構築したり、白磁の大きな壺に体を滑り込ませたり。柔らかい体と硬い磁器は全く違う質感だが、有機的な曲線がしっくりとなじむ。セラミック特有の立体的なフォルムをニットや縮絨(しゅくじゅう)ウールで表現したものもある。

ザヴァリー

 さらにそこに生花が飾られていく。ギンガムチェックのブラウスのふくらみには土が盛られ、パンジーが植えられている。生きている花を身にまとう感覚。それは他にはないみずみずしさがあり、有限の生き物を着るというはかなさも併せ持つ。通常のファッションとは違う時間軸で、見る人を引き込んだ。

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