スティーブン・アランが直営店を再開している。かつてアメリカに23店あったが、コロナ禍で全て閉店した。復活1号店は、2年前に開店した約48平方メートルのチェルシー店。5月半ばには、ブルックリンのコブルヒルに約23平方メートルの2号店を開店した。
襟、前立て、胸ポケットのディテールやシェイプにちょっとしたこだわりを入れた、肌触りの良い生地で仕立てたシャツの人気が高い。日本製コットンが多く、一部イタリアのメリノウールとペルーのピマコットンも使う。

生産はほぼ、ニューヨークとマサチューセッツ。縫製代が高いので卸売りをするとさらに値段が上がることから、卸売りはしていない。アラン氏は対面販売が好きで、現在はほぼ毎日いずれかの店にいる。

チェルシー店はニューヨークに引っ越してきた人たち、ブルックリン店は元からいる客が多く、30~50代が中心だ。レストランやIT事業などクリエイティブな分野のクライアントを持つ投資銀行家と弁護士の他、デザイナーやフォトグラファーなどが顧客になっている。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
