杉本佳子

89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ。http://yoshikoliciousbeauty.blogspot.com/)

ロエベ財団クラフト・プライズで日本人大活躍(杉本佳子)

2023/05/25

 ロエベ財団クラフト・プライズの今年のファイナリストたちの作品が、ニューヨークのクイーンズにあるイサムノグチ美術館の別館で展示されている。元々ノグチのスタジオだったところで、このスペースを一般公開の展覧会に使用する...

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独自の発想と表現が新鮮!グッゲンハイム美術館の2つの展覧会(杉本佳子)

2023/04/07

 グッゲンハイム美術館で2つの新しい展覧会が始まった。いずれも、独特の発想と新しい表現が新鮮だ。会期は9月10日まで。 1つは、ザラ・ズィーの「タイムラスプ」。タイムラスプとは、ゆっくりした速度で撮影コマ数を少なく...



伝統とデジタル組み合わせた新表現(杉本佳子)

2023/03/03

 ニューヨークのバード・グラジュエート・センター・ギャラリーで、2つの展覧会が始まった。1つは、「Shaped by the Loom」。ナバホの織物とアメリカ南西部の風景とデジタルを組み合わせたミックスメディアア...



時代性色濃いグッゲンハイム美術館のニック・ケイブ展(杉本佳子)

2023/01/09

 ニック・ケイブは1959年にミズーリ州で生まれ、シカゴをベースにしているアーティストだ。テキスタイルワーク、コスチュームデザイン、彫刻の要素をミックスしたインスタレーションを制作してきている。現在グッゲンハイム美...



アメリカで日本の商品を売る DECO BOKOのケース(杉本佳子)

2022/12/26

 日本発の商品をアメリカのバイヤーに繋げるB2BコマースのDECO BOKOが、昨年1月以来、ソーホーのギャラリー、NOWHERE(ナウヒア)で冬と夏に期間限定のショッピングイベントを開催してきた。今月9日から24...



ブルックリンで日本発サステナ商品のポップアップ(杉本佳子)

2022/11/24

 ブルックリンでさまざまな日本の商品を販売している「ブルックリン・ビューティー・ファッション・ラボ」(BBFL)が、京都、倉敷、鳥羽のサステイナブル商品を集積した「サステイナブル・マーケット」を11月27日まで開催...



見ごたえたっぷりレースの展覧会(杉本佳子)

2022/11/17

 バード・グラジュエート・センターは、デコラティブアート、デザイン史、マテリアルカルチャーについて学ぶバードカレッジ大学院の研究機関だ。アメリカ自然史博物館に近い住宅街にひっそりと佇む、知る人ぞ知るという感じのギャ...



デザインを通じてコミュニティーを構築(杉本佳子)

2022/10/21

ニューヨークから北に約2時間行ったところにあるキングストン。今年6月3日付けの本紙最終面に掲載された「いまキングストンが熱い!NYの旧州都がクリエーターの聖地に 創作スペース確保に行政も動く」で紹介したが、キングス...



サステイナブルなアートとファッションの美術館(杉本佳子)

2022/09/23

 ブルックリンに、サステイナブルなアートとファッションに特化したThe Mutt Museumがオープンした。ミュージアムというよりギャラリーという感じの規模だが、日本人のアーティストやデザイナーも歓迎という。周辺...



メキシコシティの高感度香水専門店シヌゥ(杉本佳子)

2022/08/22

 ニューヨークからメキシコシティまで、行きは飛行機で5時間半、帰りは4時間半。比較的行きやすい距離だ。そのメキシコシティに、とびきり高感度の香水専門店がある。その名はXinu。シヌゥと読み、メキシコの原住民、オトミ...