杉本佳子

89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ。http://yoshikoliciousbeauty.blogspot.com/)

ザ・リード・イノベーションサミット2022にみる、今どきコンファレンスの演出(杉本佳子)

2022/08/01

 ファッションと小売業をITと繋げるコンファレンス「ザ・リード・イノベーションサミット2022」が7月半ば、2日間にわたって、ブルックリンで開催された。リモートワークでないと敬遠されて人を雇うのが難しいと言われる昨...

もっとみる



ゴミを使ったアート、ウイットたっぷりに表現(杉本佳子)

2022/06/30

 ブルックリン美術館で、「DEATH TO THE LIVING, Long Live Trash」展が開催中だ。ブルックリン在住のアーティスト、デューク・ライリーの作品約250点を集めた個展で、すべてアメリカ北東...



平和を導き出すデザイン(杉本佳子)

2022/06/28

 クーパーヒューイット・スミソニアン・デザイン美術館で、「デザイニング・ピース」(平和をデザインする)展が開催中だ。平和を追求したり構築したりする時に、デザインが果たせる役割を紹介している。ロシアとウクライナの戦争...



卵巣がん早期発見研究資金集めにファッションショーも一役(杉本佳子)

2022/06/17

 卵巣がんの早期発見を提唱する非営利団体「ティナズ・ウイッシュ」が6月2日、ニューヨークのセントラルパークにある著名なレストラン「タバーン・オン・ザ・グリーン」で、ファッションショーを含む資金集めのイベント「ランウ...



NYで村上隆の新作展(杉本佳子)

2022/05/20

 ニューヨークのマジソン街にあるガゴシアンギャラリーで、村上隆の「アン・アロー・スルー・ヒストリー」(歴史を射抜く矢)展が開催されている。特定の歴史に着目して作品をつくり、NFT(非代替性トークン)アート作品として...



祇園ない藤がNYで展示会(杉本佳子)

2022/04/22

 1875年創業の祇園ない藤が、海外で初めての展示会をニューヨークで5月28日まで行っている。場所は、マンハッタン・フラットアイアン地区にあるギャラリー兼レストランの「ザ・ギャラリー」。昨年他界された女将、内藤鶴子...



家族の愛が溢れるバスキア回顧展(杉本佳子)

2022/04/15

 ニューヨークのチェルシーにあるスターレット=リーハイ・ビルディングで、「ジャン=ミシェル・バスキア:キング・プレジャー」展が始まった。約1400平方メートルのスペースに200点以上の作品と遺品が展示されている。す...



2年ぶりリアル開催の全米小売業大会、安全管理と人出の実態(杉本佳子)

2022/02/01

 1月16日から18日まで、全米小売業大会が2年ぶりにジェイコブジャビッツコンベンションセンターで開催された。コロナ陽性率がその前の週にピークを迎えて右肩下がりになり始めたとはいえ、2~3人に1人が陽性という割合か...



日本発のブランドに特化したポップアップストア(杉本佳子)

2021/12/13

 アメリカに販路を広げたい小さい雑貨やジュエリーのブランドにとって、ニューヨークは有難い市場なのではないだろうか。ポップアップとはいえ、日本人によるブランドを扱う売り場を定期的に設ける人たちが複数いるからだ。ホリデ...



ブータンのテキスタイルにみるスロー生産の在り方(杉本佳子)

2021/11/26

 消費者にとっていいものが早く安く手に入ること、企業にとって四半期ごとに売上高と利益が上がることは望ましいが、それを達成するために幸せを感じられない人々がいるとしたら、そうした状況を快く受け入れられるだろうか。成長...