素材・製造・商社

《アジア化繊産業の現在地⑤》台湾㊤ 化繊生産、2年で4割減

2024/06/13

 台湾の化学繊維生産は、23年が119万9400トンで前年比21.7%減少した。21年の200万トンからわずか2年で4割減少するなど、韓国同様、落ち込みが著しい。輸出と並んで内需が縮小しており、生地サプライチェーン...

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伊藤忠商事、KDDI、豊田自動織機など5社で物流新会社 リソースの共有・統合へ

2024/06/13

 伊藤忠商事、KDDI、豊田自動織機、三井不動産、三菱地所は、デジタルデータの共有・標準化や、共同輸配送などで物流を効率化する仕組み「フィジカルインターネット」の事業化を共同検討する覚書を結んだ。24年度中の新会社...



マテックス、多角経営で販路を広げて成長 雑貨や生地アップサイクル紙が好調

2024/06/12

 モリトグループで印刷主力のマテックス(神戸市)が、アパレル向け副資材に限らない様々な商品を扱う多角経営で成長している。けん引するのは、中国の生産背景を活用して供給するスリッパやかばんなどの雑貨類だ。印刷はオンデマ...



《アジア化繊産業の現在地④》韓国㊦ 高機能繊維の市場規模が倍に

2024/06/12

 高機能繊維に注力している韓国。特別講演で、韓国繊維開発研究院(大邱)が開発生産などの動向を報告した。同研究院は77年設立の繊維技術研修センターが前身で、産業技術革新促進法に基づいて設置された。産業の高付加価値化に...



《移ろう市場に寄り添うファッションテキスタイル㊦》清涼感、暑さを和らげる機能

2024/06/11

 25年春夏向けテキスタイルでは、気候変動への対策も急務になっている。トレンドが続くシアーや凹凸のあるサッカー調など、清涼感のある素材に引き合いがある。暑さを和らげる機能を付加した新素材も出ている。需要がある天然素...



レンチング「エコヴェロ」 欧州の環境規制を背景に需要が急増

2024/06/11

 オーストリアのセルロース繊維メーカー、レンチング・グループの環境配慮型レーヨン「エコヴェロ」の需要が、急速に高まっている。環境に関わる欧州の規制を背景に、環境負荷を抑える物作りはもちろん、欧米ブランドを中心に要求...



繊維to繊維へ開発加速する帝人フロンティア 松山に分離設備を導入

2024/06/11

 帝人フロンティアは、繊維資源の循環、〝繊維to繊維〟の実装に向け、様々な実証実験や研究開発をしている。「松山(事業所)でのリサイクル関連が大きくなってきた」(神山統光サステナビリティ戦略推進部長)として4月、サス...



《アジア化繊産業の現在地③》韓国㊤ 生産減も高機能にシフト

2024/06/11

 韓国の化繊生産は23年が87万1000トンで前年比14.6%減。21年の123万トンが、22年に102万トン、23年90万トン割れと急激に減少した。23年の内訳はポリエステル短繊維が53万トン強(5.8%増)と回...



《移ろう市場に寄り添うファッションテキスタイル㊤》円安、原料高に工夫凝らす

2024/06/07

 25年春夏向けファッションテキスタイルの先行展が一巡し、テキスタイル企業とユーザーの商談が本格化してきた。加速する円安の影響で、国内メーカーは生産コスト増による値上げ、海外メーカーは日本市場に対応した価格設定など...



東洋紡せんい「さいくるこっと」 高品位な綿リサイクル技術を開発

2024/06/07

 東洋紡せんいは、高品質・高品位な綿リサイクル技術による新素材「さいくるこっと」を開発した。反毛とは異なり、繊維を傷めずに生地片をわたに戻す解繊技術で、インドのパートナー企業でリサイクル・紡績を行う。(中村恵生)【...