コラム

《めてみみ》アートの日常化

2022/03/15

 大手百貨店で現代アートの売り上げが好調だ。数万円程度の作品から外商顧客を中心に1000万円を超えるものまで幅広く売れている。百貨店の美術品は巨匠の日本画や洋画など古典から近代の大作が主力だったが、ここ数年で現代ア...

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《めてみみ》より良い未来へ

2022/03/11

 東日本大震災から11年を迎えた。未曽有の被害をもたらしたあの日の記憶は、まだ鮮明に脳裏に焼き付いている。次々と押し寄せる津波の映像は、見たこともないものだった。自然の持つ巨大なエネルギーを前に、自らの無力さを思い...



《めてみみ》ハムレット

2022/03/10

 〝To be, or not to be, that is the question.〟 「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」。シェイクスピア「ハムレット」の有名な独白だ。商社ビジネスを語る際、「持つべきか...



《視点》専門性と愛と人柄

2022/03/10

 「価値が提供できる空間づくりをしたい」とレディス企業の取材で聞いた。これまで、インフルエンサーと一緒に組んでブランドを立ち上げてきた事業部の部長が発した言葉だ。「ファッションに使うお金が減っている。これからは服を...



《めてみみ》自由な移動

2022/03/09

 上海では現在、オミクロン株感染者が拡大し、オフィスやマンションの封鎖が相次いでいる。1日の感染者数は百人単位以下とはいえ、周りや自分がいつ感染者となるか分からなくなってきたため、散歩でもマスクを着用する人が増えた...



《めてみみ》需要の後ろ倒し

2022/03/08

 新型コロナウイルス対策として、18都道府県で「まん延防止等重点措置」を21日まで延長する。変異株による「第6波」はピークを過ぎたとみられるが、感染者数の減少ペースは鈍化傾向。重症化リスクが高い高齢者施設や子供がい...



《視点》自らもユーザーに

2022/03/08

 先日、あるゴルフウェアブランドが新入社員を対象に実施したゴルフの実地研修を取材した。同社は経験の有無を問わずに新入社員を店舗に配属するが、ゴルフのイロハやゴルフ場がどんなものかも分からないまま接客するケースがある...



《めてみみ》武力には世論で

2022/03/07

 ウクライナではロシアによる無差別攻撃の様相を呈してきた。多くの民間人が命を落とし、周辺国への避難民は数百万人に達すると予想される。こうした情報はテレビや新聞だけでなく、ウクライナの人々がSNSを通じて直接世界に訴...



《めてみみ》命と向き合う

2022/03/04

 桃の節句を終えると、本格的な春の到来となる。5日は啓蟄(けいちつ)。土の中にいた生き物が春の日差しのもとへ現れるとされる日だ。東京近郊では早くもウグイスのさえずりを耳にする。裏の里山からはタヌキがひょっこり顔を出...



《めてみみ》大きなだるま

2022/03/03

 伊藤忠商事東京本社の繊維カンパニープレジデント室に大きなだるまが鎮座している。以前「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のイベント時に作ったものだ。 同カンパニーの21年4~12月の純利益(IFRSベース)は166億円...