ゾゾは、次の目標として昨年掲げた商品取扱高8000億円に向けて、ターゲット層と購買頻度の拡大に取り組んでいる。成長株のコスメ事業は、24年3月期で商品取扱高が初めて100億円を突破。また、実店舗「似合うラボバイゾゾ」で得られたデータの活用をはじめ、買う手前の「上流を押さえる」(澤田宏太郎社長兼CEO=最高経営責任者)施策に一層注力する。
(中村維)
【関連記事】ゾゾ24年3月期連結 商品取扱高、営業利益が過去最高に 取扱高は5743億円
24年3月期は、その他商品取扱高(連結子会社ユトリ商品取扱高、ゾゾモ経由商品取扱高など)を除いたゾゾの商品取扱高が5369億700万円(前期比7.1%増)となった。前期に初めて5000億円を超え、25年3月期には5722億円(6.7%増)を見込む。
8000億円に向けては、①ファッションECにおけるより幅広い層へのアプローチ②一人当たり購買頻度の向上③生産支援④コスメの拡大と次のカテゴリー拡大⑤テクノロジーの収益化――を戦略として掲げる。
10代後半とママ狙う
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!