吉田の主力ブランド「ポーター」の人気シリーズ「タンカー」を大幅に刷新するには、時流からも環境配慮は避けて通れないテーマだった。面識があった東レの担当者と2年前に再会、植物由来100%ナイロン「エコディアN510」を紹介してもらったことで、リブランディングは大きく動き出した。
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太番手を安定生産
素材開発を担う東レは、21年1月に植物由来100%ナイロンを発表したものの、環境意識の高い欧米のアウトドアアパレルが関心を示したくらい。生産量が少なくコストも高いため実用化には程遠い状況だった。吉田との取り組みによって本格的な量産化が始動することになった。
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