八木通商 ブランド自身が資産価値 確かな信用力で市場を深耕

2024/02/15 07:59 更新有料会員限定


 八木通商は欧米ファッション業界でよく知られる日本企業の一つだ。八木雄三社長は20代だった71年にミラノ・オフィスを開設、その後パリ、ニューヨークと支社を立ち上げた。以来、独自性の強いメーカーやクリエイターとの密度の濃い取引を持ち味に、「コロナ下も欧州の工場への支援を継続してきた。彼らから今後の事業展開を相談される仲」でもある。イタリア政府からビジネスの功績で勲章を複数受章するなど、長年築いた〝信用力〟が高度な情報収集と交渉能力の土台。それが競合他社に負けない価値と胸を張る。

消費者から支持

 信用力を基にマーケティングやイタリアなどでの物作りに力を発揮、高価格帯市場で消費者から支持される商品を提供し続ける。「ブランドは企業経営の戦略設定の中核。それ自身が資産価値」と強調する。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース2024年価値組宣言!



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事