ワークスタジオ(東京)が開発し、モリリンが販売する廃棄衣料繊維を原料にした繊維リサイクルボード「パネコボード」が、ホクシン(大阪府岸和田市)の技術協力の下に26年から試験的な量産体制に入る。ホクシンMFD(中密度繊維板)の製造ラインを活用して、これまで販売してきた「パネコボードS」から、サイズを大幅に広げた「パネコボードM」として建材や什器素材、家具、空間など「次世代建材」としての幅広い活用が可能になった。加えて廃棄衣類を連続して投入できる仕様により年間7200トン相当の廃棄衣料がアップサイクルボード化が可能になる。
地球環境をデザイン
――「パネコ」の誕生まで。