レディス専門店は11月、アウターの売れ筋が二極化した。真冬向けのウールコートやダウンジャケットと、裏地のないコートやコーディガンだ。12月1日に気象庁が発表した「11月の天候」によると、平均気温は全国的に平年並みのところが多かった。しかし、需要は先物と即着に分かれた。
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真冬向けが売れたのは、ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店、ユナイテッドアローズ渋谷スクランブルスクエア店、アーバンリサーチなんばシティ店。ドゥーズィエムクラスはウール・アンゴラのコート、ユナイテッドアローズはウールコートをはじめとするアウター全般、アーバンリサーチはウールのピーコートとショート丈のダウンジャケットがよく動いたという。
一方で即着需要が高かったのは、アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店とガリャルダガランテグランフロント大阪店だ。アダム・エ・ロペはリバー仕立てのショートコートやツイード調のボンディングコーディガン、ガリャルダガランテはダウンジャケットでヒットがありつつも、リバー仕立てのロングコートやショールコートなど「軽くて長く着られるものが売れる傾向」だった。
12月は真冬向けのアウターが中心になるが、バリエーションとして引き続き提案する店もある。ホリデーをフックに様々なアウターを売り込む。
