ロンシャンがBコープ取得 長く愛される製品を作る

2026/03/10 06:25 更新NEW!


25年には製品約8万点の修理も

 【パリ=松井孝予通信員】仏ロンシャンは、国際認証Bコーポレーション(Bコープ)を取得した。企業の社会的・環境的パフォーマンスや透明性を評価する制度で、同社は、「アトリエやオフィス、世界各地の販売拠点に根ざした長年の取り組みに対する包括的な評価」と位置付けている。

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 創業家4代目でCSR(企業の社会的責任)およびトランスフォーメーション・ディレクターを務めるエイドリアン・キャスグラン氏が率いる体制の下、CSRを企業戦略に組み込み、社会・環境面を踏まえた経営を進めてきた。同氏はBコープを「信念を具体的かつ測定可能な行動に変える厳格かつ独立した枠組み」と説明し、CSRを意思決定に体系的に組み込み、継続的に評価していく姿勢。

 同社は14年にEPV(無形文化財企業)に認定。25年には約8万点の製品を修理した。管理職の68%を女性が占める。素材面では、皮革産業の環境管理やトレーサビリティー(履歴管理)向上を目的とする国際団体LWGの認証レザーを100%使用(うち88%が最高評価のゴールド)。24年は温室効果ガス排出量を前年比9%削減した。33年までにスコープ1.2排出量を95%削減(絶対値)する目標を掲げる。

 創業家の3代目でクリエイティブ・ディレクターのソフィ・ドゥラフォンテーヌ氏は、「長く愛される製品を作ることが家族の歩みであり、サステイナビリティーは革新性やファッションへの愛情を損なうものではなく、製品を生み出す原動力」とコメントしている。

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