TSIホールディングス(HD)は、ユニバーサルデザインのウェアプロジェクト「ムーブウェア」を発表した。ロボットなどを開発するオリィ研究所代表の吉藤オリィさんのチームが、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者でウィズALS代表理事の武藤将胤さんのために人工ロボットアームを開発し、それに着用させる服を中心に制作した。6月20日に東京・六本木のEXシアターで開く「ムーブフェス2026」で武藤さんが着用する。
同社は一昨年にもプロジェクトに取り組んだ。その課題を踏まえ、機能性とデザイン性を高めた。ロボットアーム用の「透湿撥水(はっすい)ナイロンタフタパーカー」は、一部に熱を逃がすメッシュ素材を採用、フードは着脱しやすいようにファスナーで二分割できる仕様にした。
販売品として「ナイロンツイルMA-1ベスト」も作った。税込み4万4000円。国産ナイロンツイルを使い、両脇オープンファスナーやリング状の引き手、熱対策として内側に保冷剤を入れられるポケットなどを備える。武藤さんが視線入力でデザインしたグラフィックによる各種ワッペンは3000円。いずれもイベント会場とウィズALSのオンラインサイトで6月20日から受注販売する。下地毅TSIHD社長は「今後は量産も視野に入れ、様々なご協力、知見を得ながら考えていきたい」と話した。
