国立新美術館でピカソ展 ポール・スミス氏が会場をレイアウト

2026/06/11 06:25 更新NEW!


 英国のファッションデザイナーのポール・スミス氏が会場のレイアウトを考案した展覧会「ピカソmeetsポール・スミス遊び心の冒険へ」が東京の国立新美術館で開幕した。23年にパブロ・ピカソの没後50周年を記念してパリ国立ピカソ美術館で開催された「ピカソ・セレブレーション-コレクションに新たな光を」を元に再構成した国際巡回展。スミス氏のクリエイティブな精神が反映され、約80点の名作の魅力を再発見する展示となっている。

 時系列で15セクションの部屋を設けた。一部屋ごとに、ピカソの創作の姿勢を体感できるアプローチで演出する。「アッサンブラージュとコラージュ」の部屋は、コラージュ作品に用いられた壁紙に連動し、壁面を柔らかな色味の花柄の壁紙をストライプ状に配して彩った。作陶に集中した時代の「一点もの」の部屋は、白いプレートを整然と並べた中で表情豊かに描かれる絵柄を際立たせた。

「ピカソmeetsポール・スミス 遊び心の冒険へ」国立新美術館2026年展示風景、「アッサンブラージュとコラージュ」の部屋

 スミス氏は「ピカソとの共通点を挙げるとするなら、人生に対して子供のような気持ちと好奇心を持ち続けたことです。どの部屋を見ても多様性があることを感じるでしょう。多くの芸術家は一つのスタイルを変えずにやっていきますが、ピカソは人生を通して変わっていった面白さがある」などと話した。展覧会は9月21日まで。

左から菅谷富夫国立新美術館館長、ポール・スミス氏、ジョアンヌ・スヌレッシュパリ国立ピカソ美術館キュレーター、米田尚輝国立新美術館主任研究員


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