この時期のバンコクではファッションウィーク以外にも単独ショーやプレゼン等が続く。タイはソーシャルメディアの影響力が強いのでファッションイベントはデイリーのようなものだ。
(ライター・益井祐)
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前回触れたかもしれないが、最近タイのファッションシーンを盛り上げようとしているのがシリワンナワリー・ナリラタナ王女だ。パリではラグジュアリーブランドのショー会場でよく見かけられている。実は自らのシグネチャーブランドがあるだけでなく、最近デザイナー協会を設立している。

11月末に行われたクラフトシンポジウムでは開会の宣言だけでなく、現地『ヴォーグ』がホストを務めた日に、ゲストとして来タイしたグリーンスクリーンファッションコメンタリーIGアイディザーブクチュールなどと登壇した。
先週行われたシルクフェスティバルでは30人のデザイナーと共に、タイシルクを使ったデザインを披露した。「アサヴァ」、「スレトシス」らが参加。鮮やかなフィナーレとなった。今回のテーマとなったの10月に崩御したシリキット皇太后。かつてピエール・バルマンの特注を着こなすなど、そのスタイリッシュな姿は世界中のファッションソーシャルメディアで振り返られていた。
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