レディスシューズメーカー、アクセス(大阪市、池田貴輝社長)が運営する大阪・心斎橋の直営店がインバウンド(訪日外国人)需要を取り込んでいる。インバウンドに対応した品揃えを前面に出した成果が表れ、月によっては売り上げの半分以上が外国人客ということもある。
同店がインバウンド向けにシフトしたのは一時の爆買いがなくなってから。その後も外国人観光客は増え続けており、特に大阪の伸びは全国でも高い。
そこで拡充したのが、他にはない、キラキラした華やかなスニーカー。「日本人の感覚だと、だれが履くのという靴」(池田社長)。アッパーに大ぶりでカラフルなビジューをたくさん付けたタイプ、全面に花の装飾を付けたものなど。韓国や中国で仕入れたものが多く、価格は6900~1万1800円。新商品は2週間おきに投入する。
今後、ヤング向けの自社ブランド「ヴェンティアンニ」でもインバウンドを意識した物づくりを強め、全国に広げる計画もある。