ウィゴー、TKO木下氏と新ブランド

2016/06/30 06:15 更新


 ウィゴーは、お笑いコンビのTKOの木下隆行さんをディレクターに起用する新メンズブランド「ブッカ44」を今秋冬物から販売する。今秋冬物の主力商品はジーンズブランド「ドゥニーム」とダブルネームの国産ジーンズやTシャツ、プルオーバースウェット。ジーンズで30~46、トップでM~XXXLサイズまで揃うのが特徴だ。30~45歳の服好きかつ体の大きな男性を対象にアメカジウェアを提案する。

 ブッカ44では固定客作りを狙う。「体の大きい人は一度好きな店やブランドが決まると浮気することが少ない。ドゥニームにも何十年来のファンがいる。ブッカ44でもそういった男性の根強いファンをつかんでいきたい」(中澤征史社長)考え。8月末から自社ECサイトと「ゾゾタウン」で販売を始める。ドゥニームとの協業ジーンズは同ブランドの店舗でも販売する。都心のファッションビルで期間限定店の開設も検討している。年間売り上げ目標は1~2億円で、「いずれは10億円ぐらいまで頑張りたい」とする。

 今秋冬物はジーンズ(2万円前後)、Tシャツ(3990円から)、スウェットトップ(7000~8000円)など約15型。肉厚感のある生地使いやサイズごとに体に適したパターンを考えるなど、大人に支持される質感やサイズ感を重視する。

 中澤社長と木下さんは友人で「ブランド立ち上げは10年越しでようやく実現した」という。「僕自身、体が大きくて服選びに困ることが多い。『こんな服あったらええな』と思う物を作っていきます。細い人から大きい人まで着てもらって、かっこよくおしゃれになって欲しい」(木下さん)と意気込む。

 

ブッカ44
「ブッカ44」の今秋冬物。コート(右)は販売未定
TKO木下さん
ディレクターを務めるTKOの木下隆行さん


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