下着や体の基礎知識を学ぶワコールの出前教室の累計受講者数が7月で20万人を突破した。主な取り組みである小中学生や保護者向けの「ツボミスクール」は、小学4年生から中学3年生を対象に、ワコール人間科学研究開発センターの科学的データを基に、体形の変化や成長に応じた下着の選び方などを学ぶ。関西・関東では、ワコールの社員が講師となり、ゲームを交えながら授業を行うほか、全国に向けたオンライン型教室も実施している。
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近年は、ジェンダー平等の社会実現に向けた流れを受けて、体育や性教育を男女共学で行う学校も増えている。これに対応して、ツボミスクールは、23年から小学4年生を対象に男女共修コースも開設、性差で起こる体の変化や成長の違いなどを学ぶ。
出張型、オンライン型共にテキストや動画をワコールが無償で提供する。また、ツボミスクールのほか、自宅で親子が参加できるオンライン講座「ワコールの学ブラ講座」も開催。小学3~6年生の女子と保護者を対象に、「親子編」(保護者は女性限定)と「保護者編」(保護者は男性も参加可)の2コースがある。