《視点》国際スポーツ大会

2018/02/02 04:00 更新


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 いよいよ9日に開幕する平昌冬季五輪。今年は6月にもサッカーのワールドカップがロシアである。19年からは日本でのラグビー・ワールドカップ、20年の東京五輪・パラリンピック、21年ワールドマスターズゲームズ関西と毎年開催され〝ゴールデンスポーツイヤーズ〟として期待されている。

 こうした背景から、主要なスポーツメーカーや専門店の経営者は「今年もスポーツは追い風」との見方が多い。少子高齢化による競技者層の減少で影響が出てきている種目もあるが、様々な国際スポーツ大会による運動への関心の高まりや、健康意識の定着もあり、強気な見方が大勢を占める。

 しかし、人口減のなか、次世代のスポーツ参加者育成のためには若年層の裾野拡大も重要となる。近年、中高生の部活動に対する教員の負担も問題になっているが、スポーツ庁からは休養日への一定の目安も示された。大学ではスポーツを正課にする動きもみられるが、中高生では学校に頼らず、より地域での幅広いスポーツ体験を普及していくことも必要となってきそうだ。(茂)



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