春物が動き出している。目を引く色柄や装飾、立体感のあるフォルムでスタイリングの鮮度を高めるような服を薦める。シアーな素材などで長く着られるトップも目立つ。オケージョンニーズにも対応する。従来の商品群を上質な素材でアップデートして提案を強化する店や、新作の入荷や売り場の工夫で訴求を強める店がある。セレモニーだけではなく、日常にも着回せる点がポイントだ。
(価格はすべて税込み)
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ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店
定番ニットやアンサンブル
オリジナルコレクションの春物に注力する。定番のニットのプルオーバーやカーディガンのほか、ジャケットとベスト、パンツのアンサンブルに注目だ。ベーシックなデザインで、シルエットに女性らしさがあるアイテムを揃える。1月中旬以降から加速しているオケージョンアイテムは、ブラウスやジャケットなどを新しく入れる。雑貨はジュエリー「ガブリエラ・アルティガス」の受注会を開き、2月中旬以降にバイヤーのおすすめを入荷する予定だ。
1月は「いち早く取り入れてほしい春物」を提案。サロペットやジーンズ、ショート丈のスプリングアウターなどが良かった。スニーカーも動いた。昨年、セレモニーニーズが年明けからあったため、今年は商品を充実し、好評だった。
アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店
プラスワンアイテム
テーマは「+エッセンス」。1点投入でスタイリングの鮮度が上がるような、アクセントアイテムを軸に提案する。注目は赤やピンク、スポーティーな要素、フリルのうねうねとした曲線を主役にしたアイテムなど。秋冬のセール商材との差を明確にする目的もあり、目を引く発色、デザインのアイテムを推す。
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